クラウドソーシングサービスで副業を始めるべく、「ランサーズ」に登録。そして手始めに一番手軽にできる「タスク形式」のお仕事を実際にやってみました!
この記事ではタスク形式の解説と実際にやってみた感想をご紹介します。
そもそもどんな種類の仕事があるの?
まず最初に、クラウドソーシングの仕事にはどんな種類があるのか、みていきましょう。ランサーズに限らず、クラウドソーシングでの仕事は、仕事の進め方や報酬のやり取りの仕方によっていくつか種類があります。
仕事スタイルの種類(ランサーズの場合)
- コンペ
- 固定報酬(プロジェクト)
- 時間報酬(リモート・常駐)
- 月額報酬(常駐)
- タスク
コンペ形式は主に、イラストやロゴなどデザイン系の案件でよく用いられています。募集案件に対し応募者が実際にサンプルの作品を提示し、クライアントが最終的に選んだ人に報酬が支払われるシステムです。
固定報酬(プロジェクト)は、やってもらいたい仕事に対して応募者が報酬額を提示し、クライアントがその中から応募者を選定して発注するシステムです。システム開発における請負契約(成果物に対して報酬が発生する)に近いイメージです。
時間報酬(リモート・常駐)は、合意した時間単価で働く案件です。働く時間は案件によって様々で、週1回数時間の案件のものから週数日のものまで幅広くあり、形態としてはアルバイトに近いイメージです。
月額報酬(常駐)は、ほぼフルタイムでクライアント先に常駐して働く案件で、システム開発における準委任契約(成果物ではなく、作業自体に報酬が発生する)あるいはSES(システムエンジニアリングサービス)に近いイメージです。
タスク形式の仕事とは?
タスク形式は、アンケートや口コミのような簡単な作業をたくさんの人にやってもらいたい仕事の場合によく用いられています。タスク形式の特徴は、なんと言ってもその場で仕事が完結することです。依頼内容は実に様々ですが、よくみかける案件には次のようなものがあります。
タスク形式の例
- アンケート・口コミ投稿
- 体験談記事ライティング
- リサーチ(検索結果調査など)
- 写真投稿
以下に、タスク形式案件のメリット・デメリットをまとめてみました。
タスク形式案件のメリット
- 仕事を開始したらすぐに取り掛かることができ、その場で完結する
- 応募したけど選ばれず失注するということがない
- 短時間で終わる簡単なものが多く、特別なスキルが不要
先程も書きましたが、タスク形式はその場で仕事が完結します。他の形式の案件は、
仕事募集→応募→選定→受注or失注
の流れになるため、応募から選定まで一定期間待つ必要がありますし、そもそも受注できなければ仕事を始めることすらできません。
一方、タスク形式は募集人数に達するまでは基本的に無条件で仕事に取り掛かることができます。(ただ、きちんと依頼内容通りに仕事しないと非承認となって報酬が支払われない可能性はあります)
タスク形式案件のデメリット
- まとまった金額は稼げない(1案件100円未満のものがほとんど)
- 不当に安すぎるタスクが多い
- 実績件数にカウントされない
タスク形式のデメリットは、とにかく単価が安いことです。。。1件あたり100円未満のものがほとんどで、中には10円未満のものもあったりします。
その分、仕事内容は数分で終わるものが多いのですが、さすがにこのくらいの金額だと塵が積もっても山となることはないでしょう。
あとは、作業自体は簡単で誰でもできる内容だけど量が多いといった案件もあります。例えば口コミ投稿1件10円の案件で、100文字以上書かなければいけないといった、さすがにそれ安すぎでしょ・・・というものもザラにあります。
また、タスク形式の案件はどれだけやっても実績件数にはカウントされません。(作業数としてはカウントされます)
今後、長期的にクラウドソーシングで稼いでいこうと考えた場合、(タスクの作業数ではなく)実績件数を積み上げていったほうが信頼性は増しそうです。
実際にやってみた案件の例
私が今月(2020年10月)にやった、タスク形式の案件は次のようなものでした。
- SaaS利用の利用体験回答(口コミ投稿)
- ふるさと納税の利用体験回答(アンケート)
- 税理士事務所の利用体験回答(口コミ投稿)
- 商品アイディアへの評価アンケート
ほとんどが、過去利用したことのある商品やサービスの体験談を回答するといった案件です。実体験を元に回答するので、再調査の必要もなく、その場でサクッと作業することができました。単価は100円のものから1,100円のものまで幅があります。特にSaaS利用の案件は1件1,100円で、かつ複数回答可だったので、利用したことのあるサービスの数だけ作業することができました。きっとこのくらいの条件の案件は滅多にないのでラッキーだったと思います。
やってみた感想
タスク形式の案件は、18件ほどやってみました。
取り掛かりのハードルが低いので、クラウドソーシングサービスに慣れるための第一歩として活用するのは十分ありだと感じました。
これまで一度もクラウドソーシングを使ったことがない身にとって、オンライン上だけで仕事が完結し、たとえ少額でもお金がもらえるというのが、イマイチ信用ならないというか、実感がわかないと思います。その結果、せっかくクラウドソーシングで副業始めようと思い立っても段々気持ちが萎えてきて、結局何もしないということになりがちです。
その点、タスク形式は数分で終わるものもあり、ネットが普通に使える人であれば誰でもできるような内容なので、最初の不安を払拭するには最適だと思います。
ただ、これだけで稼ごうと思ってはいけないなと思いました。タスク形式だけで稼ごうとすると、コスパが非常に悪いですし、どんなに数をこなしても何かしらのスキルが身につくわけでもないので、実績の積み上げという点でも避けたほうがよいと感じます。
なので、私は18件ほどやりましたが、2、3個やれば十分かなとも思います。後は、たまに条件のよいタスク形式の案件もありそうなので、そういうのを見つけた時だけやってみる、というのもありですね。
まとめ
以上、「ランサーズでタスク形式の仕事をやってみた」でした!
実際にやってみた結果、タスク形式ははじめの一歩としては取り組みやすい一方、長期的にある程度の金額を稼ごうと考えている人は早々にプロジェクト形式やコンペ形式の案件にチャレンジするほうにかじを切ったほうがよい、ということが分かりました。
タスク形式の感想まとめ
- 自力で稼ぐ、を体験する取っ掛かりとして活用する
- 基本的には低単価でなにかスキルが身につくわけでもないので、何個かやったら卒業
- ある程度まとまった金額を稼ぎたいなら、誰でもできる仕事ではなく、自分にしかできない仕事を獲得することを目指したほうがよい