この記事では、クラウドソーシングのランサーズで1ヶ月仕事をしてみたのでその結果を共有したいと思います。
始めたばかりで本格的に取り組めたわけではありませんが、これから副業を始めてみたいんだけどどのくらい稼げるものなんだろう?と疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。
2020年10月の実績
実績結果はこのようになりました。
案件数 | 19件 |
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手取り額(税込) | 13,102円 |
総作業時間 | 約15時間 |
時給換算 | 873円 |
案件数の内訳は、18件がタスク方式で、1件がプロジェクト方式です。また、プロジェクト方式は2件応募したのですが1件は失注してしまいました。
手取り額は、実際に入金された金額(税込)です。これはクライアントが支払った報酬額のうち、ランサーズのシステム利用料を差し引いた後の金額になります。
所感
タスク方式は気軽に取り組めるものの、継続的にやるものではない
タスク方式の案件は、アンケートや口コミのような簡単な作業を、その場ですぐに実施することができるタイプの案件です。
今までクラウドソーシングで仕事をしたことがない場合、そもそも本当にオンライン上だけで仕事ができるのか?実際にお金が支払われるのか?疑いを持っている人も多いと思います。
そのためまずは手っ取り早く仕事開始から入金まで一連の流れを体験する方法として、タスク方式の案件は適しています。
ただ、どんなに数をこなしてもまとまった額は稼げないので、ずっとやり続ける類のものではないです。(暇つぶしがてら小銭稼ぎができれば十分、という場合は別)
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ランサーズでタスク形式の仕事をやってみた
プロジェクト方式は、"手に職"がある人にとって最適
プロジェクト方式の案件は、クライアントが依頼した仕事内容に対してワーカーが応募し、その中から選ばれたワーカーが納期までに仕事を実行する方式の仕事のことです。
応募してから受注まで時間がかかるのと、応募しても失注する可能性もあります。実績がまったくない状態だとなかなか受注までに至らないかもしれません。
また、誰でも簡単にできる単純作業系の案件もありますが、ロゴ制作やツール開発、動画編集など特定のスキルが求められる案件もあります。それらの案件は当然、単純作業系よりも報酬額が高いのでスキルを持った人にとってはまとまった額を稼ぐことができそうです。
私は、悲しいことに現時点ではこれと言ったスキルを持ち合わせてないため、とりあえず単純作業系の案件をやってみました。
結果、手取り額3,300円(税込)の案件に対して10時間くらい費やし、時給換算で330円という結果でした。。。
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ランサーズでプロジェクト方式の仕事をやってみた
今後の副業取り組み方針
ランサーズを始めた当初は、次のような計画を考えていました。
・まずはタスク方式で肩慣らし
↓
・その後プロジェクト方式を何件かやって、クライアントとのやり取りにも慣れる
↓
・翌月以降、ペースを上げてコンスタントに稼ぐ
しかし、実際に1ヶ月間やってみた結果、
自分の強みを明確にして、高単価案件獲得を目指さないと消耗する。
ということを痛感しました。。。
タスク方式については、報酬額が安すぎるので元々継続的にやるつもりはなかったのですが、プロジェクト方式においてもある程度の額を稼ぐには、今の状態(売りにできるスキルが何もない状態)ではタスク方式と同様、時間ばかりかかる割に実績が積み上がらない状態になってしまうという、と感じました。
SNSで話題の両さん@リベ大学長も、おすすめしてなかった
最近SNSで話題の両さんというアカウントをご存知でしょうか?節約・税金・投資・副業などお金に関する教養を、軽妙な関西弁で解説していて、その内容が分かりやすいと評判な人です。
その両さんが出版した書籍『本当の自由を手に入れる お金の大学』の中で、これだけはやめておけ!と思う副業として、以下のようなものをあげていました。
- アルバイト
- ネットワークビジネス
- 副業としての投資
- ノウハウも身につかず未来に単価も上がらない仕事
今回、私が取り組んだ案件は4に該当しますね。そして、4の具体例としてあげていたのがこちらです。
・ポイ活
・データ入力の仕事
・単価激安のライター
・クラウドソーシングで激安の仕事
これらの仕事(ポイ活は仕事、とは言えないかもしれませんが)は結局、時間や信用を切り売りするだけで、積み上がっていかないんですよね。実績も信頼も。
副業に取り組む目的を再確認する
1ヶ月やってみて、やはりそう簡単には副業でまとまった額の報酬を継続的に稼ぎ続けることは難しそうだな・・・というのが正直な感想です。
ただやみくもにやっていては、人生で一番大切な「時間」を切り売りするだけの消耗戦になってしまいます。
そもそも何で自分は副業をやろうと思ったのか?その目的を改めて見つめ直してみることも大事だと実感しました。
副業をやる目的:Yoshiの場合
私の場合、副業を始めようと思った動機は「子どもたちの教育費を稼ぐ」です。
なので、副業をしなくても十分な額を確保できるのであれば、無理に副業をする必要もありません。毎月の支出を見直して、浮いた分を貯蓄にまわせばOKなら、副業に費やす時間をもっと別なことに使えるかもしれません。
また、漠然と「子どもたちの教育費を稼ぐ」と言っても、具体的にどのくらいの額を、いつまでに貯める必要があるのか?という計画がない状態でした。これでは副業をするにしても毎月どのくらいの案件をこなしていけばよいのかすら分からない状態です。
そこで、急がば回れでまずは教育費に関してちゃんと情報収集し、整理してみることから始めようと考えています。
その結果、やっぱり副業でこのくらいの金額を、このくらいの時期までに稼がないと目標を達成できない、という結論になれば改めて副業を再開したいと思います。
副業を再開する場合、方向性としては次のような案件を受注できるようにスキル習得していきたいです。
- エクセル関連
- プログラミング関連(個人で受けられる範囲となると、ちょっとしたツールや業務改善系か)
- WEBスクレイピング関連
ただ、スキル習得しても、実績ゼロのままだとなかなか受注できない可能性が高いです。なので学んだことをポートフォリオ的にアウトプットすることで、少しでも実績アピールの足しになればと思っています。具体的には次のような流れを考えています。
- エクセル、プログラミング、スクレイピングを学習
- サンプルプログラムを作って公開
(書籍や実際の案件をヒントに) - プロフィール欄更新
- 実際の案件に応募
さらに先の話として、副業案件もチームで受注するのも面白そうだな、と思っています。ただ、そのためにもまずは個人のスキル向上は必須ですね。コツコツ諦めずに取り組んでいきたいと思います。