副業を始めるためには、お仕事を受注しなければなりません。私は在宅、かつオンラインで完結する副業をやりたいので、クラウドソーシングサイトを活用することにしました。
この記事では、私が登録した3つのクラウドソーシングサイトについて、調べたことや検討したことをご紹介します。
そもそもクラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとは、アウトソーシングの一形態です。アウトソーシングとは、人やサービスを社外から調達する経営手法のことです。いわゆる「外注化」ですね。
この外注化の仕組みを、インターネットを使って不特定多数の人たちに向けて募集し契約できるようにしたのがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングを提供しているサイトを活用すれば、サイト上で案件の検索から応募、受注ができ、その後クライアントとのやりとりもオンラインでできます。お仕事完了後の決済手続きもサイト運営会社が代行してくれるので、仕事したけど報酬支払ってもらえない、、といったトラブルを回避することができます。(その分、システム手数料がかかります)
主要3サイトの基本情報
クラウドソーシングが一般化してきている現在、サービスを提供するサイトの数も増えてきました。
これから初めて副業をするという場合、やっぱり名の知れた大手サイトのほうが安心です。大手サイトのほうが取り扱っている案件も多いので、仕事も探しやすそうです。
調べてみた結果、手始めに以下3サイトに登録してみることにしました。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
各サイトの基本情報は次のとおりです。
ランサーズ | クラウドワークス | ココナラ | |
---|---|---|---|
案件数(※) | 3,832 | 8,353 | 82,890 |
システム手数料 | 5~20% | 5~20% | 10~25% |
運営会社名 | ランサーズ株式会社 | 株式会社クラウドワークス | 株式会社ココナラ |
設立 | 2008年4月 | 2011年11月 | 2012年1月 |
売上(2019年度) | 約25億円 | 約87億円 | 未公表 |
※累計ではなく、検索日(2020/9/18)の案件ヒット数
各サイトの特徴
ランサーズは、3社の中で一番運営歴が長く、日本のクラウドソーシングサイトの中でも草分け的存在です。
クラウドワークスは後発になりますが、売上規模を見るとランサーズよりも大きいですね。
ココナラは最近、TVでCMをよく見るようになりました。上場していないため売上規模は分かりませんでしたが、TVCMを流すくらいの広告宣伝費はあるということで、今後急成長しそうなサイトです。
また、ランサーズやクラウドワークスはどちらかというと発注者が起点にあるのに対し、ココナラは個人の得意やスキルを売りたい、という受注者側のニーズが起点にある点が違いですね。
システム手数料の内訳は?
各サイトとも、案件の報酬額に応じてシステム手数料の料率を設定しているようです。
ランサーズ | クラウドワークス | ココナラ | |
---|---|---|---|
5万円以下の部分 | 20% | 20% | 25% |
5万円超10万円以下の部分 | 20% | 20% | 20% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% | 10% | 15% |
20万円超50万円以下の部分 | 5% | 5% | 15% |
50万円超の部分 | 5% | 5% | 10% |
※ランサーズ、クラウドワークスのタスク形式は一律20%
※ココナラの電話相談サービスの手数料は別体系
「の部分」とは?
少し分かりにくいのが、「の部分」という表現ではないでしょうか。これは、所得税の超過累進課税と同じ考え方です。
文章で説明するよりも以下の例を見てもらったほうが分かりやすいと思います。
(例)ランサーズで13万円の仕事をした場合
10万円 * 20% = 20,000円
3万円 * 10% = 3,000円
合計23,000円
※13万円 * 10% = 13,000円、ではないので注意
さいごに:とりあえず1つ、登録してみよう
以上、副業を始めるために登録した3つのクラウドソーシングサイトについての紹介でした。
私の場合、3つ全部登録してみましたが、管理するのが面倒という人はどれ1つに絞って登録するのでも良いと思います。
私自身も、3つまんべんなく使用することはないと思っています。なぜなら、案件を獲得するには実績が大切で、登録サイトが分散しているとそれだけ実績の積み上げも分散してしまうからです。
なので、最初は各サイトの使い勝手や案件の種類などの特徴を掴むために試してみて、最終的には注力するサイトを1つに絞ろうと考えています。