積立:具体的な貯め方

楽天証券のジュニアNISA口座で投資信託を購入する時の注意点

 

先日、楽天証券で息子たち二人のジュニアNISA口座を開設しました。

今回は開設した口座で投資信託を購入したのでその時の注意点と、最後に実際の購入手順をご紹介します。

ちゃんと「ジュニアNISA」の口座で注文すること!

注意すべき点は、「ちゃんと「ジュニアNISA」の口座で注文する」ということです。そのためには以下のポイントをおさえておくとよいです。

購入時のポイント

  1. 事前に未成年口座からNISA口座に資金移動をする必要がある
  2. 「18歳までは引き出せない」の警告が出るので内容をちゃんと理解する
  3. 間違って未成年口座(課税口座)で注文しないよう注意!

それぞれ詳しく解説します。

未成年口座からNISA口座に資金移動をする必要がある

子供名義の口座にログインするとトップページが表示されますが、これは未成年総合口座のページです。(2021年5月16日時点)

未成年総合口座とジュニアNISA口座は、画面上部の緑色ボタンとオレンジ色ボタンで切り替えることができます。ジュニアNISAに切り替えた時の画面は以下のように全体的にオレンジ色の画面になります。

ジュニアNISAの画面。全体的にオレンジ色の配色。

未成年総合口座とジュニアNISA口座は別物の口座なので、資金や保有商品も別々に管理されています。

子供名義の口座に入金した場合、入金先は未成年総合口座のほうになります。未成年総合口座の資金でジュニアNISAの商品は購入できないため、始めに資金をジュニアNISA口座に振り返る必要があります

<資金移動のイメージ>

出典:楽天証券

「18歳までは引き出せない」の警告が出るので内容をちゃんと理解する

ジュニアNISA口座へ資金移動しようとすると、次のような警告メッセージが表示されます。

その他、画面のいたるところに「ジュニアNISA口座は18歳まで出金が制限されています」という旨の案内が表示されています。

ここで、「あれ!?ジュニアNISAは制度変更後、2024年移行の資金引き出しは自由になったんじゃなかったの!?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?私がまさにそうでした。

ジュニアNISAを始めようと思った最大のきっかけのひとつが、資金引き出し制限が廃止になったからでした。制限ありのままなら非課税のメリットはあるとはいえ、利用は躊躇してしまいます。

そこで、楽天証券のサポートにチャットで確認してみました。

上記画面キャプチャ以降もしばらくチャットを続けて分かったことは以下の通りです。

  • 2024年1月1日以降、ジュニアNISAの口座を廃止すれば、過去の利益に対し課税されることはない
  • 口座開設したままの状態で、一部だけの資金引出しはできない
  • 2023年までにジュニアNISAとして購入されたものは、非課税期間終了後、2023年の制度終了時点で20歳になっていない方については、継続管理勘定で20歳になるまで(1月1日時点で20歳である年の前年12月31日まで)、金融商品を非課税で保有し続けることができる

つまり、2024年以降は引出しできるけど、それは口座解約する場合であり、口座を開設した状態で自由に出し入れするのは制度変更後もできない、ということのようでした。

我が家の場合、2024年以降も継続管理勘定で保有し続けたいと考えています。しかし万が一の場合は2024年以降なら口座解約することで自由に(課税されることなく)引き出せることが確認できたので、予定通りジュニアNISA口座を利用しようと思います。

間違って未成年総合口座(課税口座)で注文しないこと!

これは一番目のポイントに関連しているのですが、未成年総合口座でも株や投資信託を注文することができます。しかしこちらの口座は課税対象の口座です。

ジュニアNISAの資金で注文したつもりが、実は未成年総合口座の資金で注文してしまった、、、ということがないよう注意が必要です。

ジュニアNISA購入時はNISA(非課税)を選択

「そんな間違いする人いるの?」と思うかもしれませんが、私は間違いました・・・(汗)そしてすぐ間違いに気づき、慌てて注文取消をしました。

未成年総合口座とジュニアNISA口座の両方に資金がある場合は注意しましょう。

また、ジュニアNISA口座で商品を選んでいる時、商品詳細ページへ遷移するんですがこのページが未成年総合口座側のページなので、うっかりそのまま未成年総合口座のほうで購入してしまう可能性もあるので注意が必要です。

以上、楽天証券のジュニアNISA口座で投資信託を購入する時の注意点でした!

 

手順

ここからは、実際にジュニアNISA口座で商品を購入する手順をご紹介します。(2021年5月16日時点の情報になります)

未成年総合口座へ入金

まずは未成年総合口座への入金します。入金は楽天証券のリアルタイム入金を使えば振込手数料無料なのでおすすめです。

なお、異名義での振込は手続きが正常に完了しないので注意が必要です。詳しくは下記記事を確認ください。

参考楽天証券でジュニアNISA口座開設したら初期設定と入金で失敗した話

2023年に制度が終了することで逆に使い勝手が良くなった、ジュニアNISAを始めることに決め、楽天証券で申し込みました。 申込みから口座開設までは問題なく完了したのですが、初期設定と入金操作で思わぬ失 ...

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ジュニアNISA口座へ資金移動

続いて未成年総合口座からジュニアNISA口座へ資金移動します。

ジュニアNISAページの「買付可能な金額」欄にある「未成年総合口座の預り金を移す」ボタンをクリックします。

クリックすると下記警告メッセージが表示されるので、内容を理解したうえで「閉じる」ボタンをクリックします。

警告メッセージを閉じると未成年総合口座からジュニアNISA口座振替画面が表示されるので、①振込金額を入力し、②「確認」ボタンをクリックします。

「確認」ボタンをクリックすると振込金額の確認画面が表示されます。内容に問題がなければ暗証番号を入力し「振替」ボタンをクリックすると、振替が完了します。

商品を探す

続いて商品の探し方です。ここでは投資信託の探し方を例にご紹介します。

ジュニアNISAページ上部にある「投資信託を注文する」メニューをクリックすると、購入画面が表示されます。探し方はファンド名でのキーワード検索と、ランキング等から探す方法の2種類があります。ここではファンド名のキーワード検索で探してみます。

「ファンド名」欄にファンド名の一部を入力し、「検索」ボタンをクリックします。

すると検索結果が表示されるので、購入したい商品の「買い」リンクをクリックします。

注文

ジュニアNISAは単発で購入する「スポット購入」のほか、毎月一定額を定期的購入する「積立注文」の2つから選べます。この記事ではスポット購入を例に解説します。

注文時は、買付金額のほかにジュニアNISA口座区分も注意してみておきましょう。

ここが特定(課税)や一般(課税)になっていると、ジュニアNISA枠での購入ではなくなるので忘れずに確認しましょう。

注文画面で金額を入力し、その他の項目も選択したら「確認」ボタンをクリックします。

クリックすると、注文確認画面が表示されます。

内容を最終確認し、取引暗証番号を入力してから「注文」ボタンをクリックすると手続き完了します。

以上、入金から注文までの手続きのご紹介でした!

 

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