教育費の基礎知識

民間の教育ローンの特徴は?国の教育ローンと比較してみた

 

 

この記事では、民間の教育ローンについて調べてみたのでその内容をご紹介します。

民間の教育ローンとは?

民間の教育ローンとは、銀行や信金などの金融機関から無担保で教育資金を借りられるローンのことです。

ポイント

  • 限度額が国の教育ローンよりも高く、可能な用途も広い
  • 審査結果が最短即日に分かり、翌営業日に融資可能
  • 金利は国の教育ローンより高め(2021年時点で2%前後)

 

国の教育ローンとの共通点

国と民間の教育ローンどちらにも共通している特徴は次の通りです。

  • 奨学金と違い借りるのが親なので、子どもの負担がない
  • 年収制限で奨学金を利用できない場合も借りることができる
  • 契約成立後、一括で受け取れる
  • 資金を手にするまでが早い
  • 契約者本人に万が一のことがあった場合でも引き続き返済は必要

これらの共通点をふまえた上で、今度は国と民間との違いを観ていきましょう。

 

国の教育ローンとの違いは?

国と民間の教育ローンの違いを一覧にしてみました。

民間
金利 1.68% 2%前後
変更・固定 固定のみ 変動・固定両方あり
担保・保証人 連帯保証人か、機関による保証 保証人不要
融資開始 通常20日
入学時期は2、3ヶ月
数日程度
(最短即日)
借入限度額 一人あたり350万円
(一部450万円)
金融機関ごとに異なる
(1,000万円以上もあり)
使用対象時期 中学卒業以上 幼稚園も可能

 

金利

金利は2021年5月時点で国の教育ローンは1.68%で固定金利です。固定なので返済期間中金利が変動することはありません。

一方民間の教育ローンはだいたい2%前後の金利となっています。また、固定金利よりも変動金利のほうが多い印象です。

 

担保・保証人

国の教育ローンの場合、連帯保証人が必要になります。もし連帯保証人を頼める人がいない、あるいは頼みづらいという時は「教育資金融資保証基金」という公的機関を利用して連帯保証人の代わりになってもらうことが可能です。ただ、その場合は別途保証料が必要になります。

公益財団法人 教育資金融資保証基金

 

民間の教育ローンの場合は、家や土地を担保にする「有担保」、担保設定なしの「無担保」の両方があります。無担保のほうがやはり金利は割高になります。

機関保証で国の教育ローン借りる場合、借入金額次第では民間のほうが安くなるケースもあります。そのため利用検討時は両方シミュレーションしてみるといいですね。

 

融資までのスピード

申込みから融資開始までのスピードは、民間の教育ローンのほうが圧倒的に早いです。数日程度が目安。最短即日の機関も存在します。

一方国の教育ローンの場合、通常でも20日前後かかり、入学シーズンの10月~3月は2~3ヶ月ほど余裕を見ておいたほうがよいと言われています。

 

借入限度額

国の教育ローンは一人あたり350万までが限度額になっています。この350万円というのは今後1年間に必要となる費用が対象なので、もし2年目以降も必要な場合は、350万円から借入残高を差し引いた金額までなら再度申し込むことが可能です。また、海外留学等は限度額が450万まで引き上げられます。

民間の教育ローンの場合は利用する金融機関次第で大きく変わります。中には1,000万以上借り入れが可能な金融機関もあり、主に医学部へ進学する子どものために利用するケースがあるようです。

 

使用用途や対象時期

教育ローンで借りたお金の使いみちは、その用途が子どもの教育に関する支出に限定されています。

とはいえ授業料や入学金など以外にも、思いのほか様々な用途が対象に含まれています。例えば通学費や一人暮らしの家賃代なども含まれています。

また、使用対象の学年には国と民間で違いがあります。

国の教育ローンの場合は中学校卒業以上が対象です。民間の教育ローンの場合、金融機関によっては幼稚園で必要とされる費用も可能なものがあります。その他には塾代や予備校の納付金なども可能なローンもあります。

 

返済方法

返済は国も民間も毎月一定額を元利均等返済方式で返済していきます。在学中は利子のみの返済にすることもできるようです。

また、民間の教育ローンの場合は親子リレー返済といって、在学中は親が支払い、卒業後は子どもが支払うという方法を用意しているところもあります。

 

教育ローンと奨学金との違いは?

ここまで国と民間の教育ローンの違いをみてきました。

教育ローンのほか、教育資金が足りない時に利用されるものとして奨学金があります。そこで最後に教育ローンと奨学金の違いについても簡単に確認しておきます。

まず、それぞれ金利の安い順に並べると、

  1. 奨学金
  2. 国の教育ローン
  3. 民間の教育ローン

の順となります。

奨学金と教育ローンは、借りる契約者が子どもか親かの違いがありますが、その金利差は圧倒的(2021年時点の第二種で0.2%程度)なので、まずは奨学金を借りられないかを検討したほうがよいでしょう。

奨学金と教育ローンの一番大きな違いは返済者が親か子供か?という点です。奨学金は返済者が子どもなのに対し、教育ローンの返済者は親です。そのため教育ローンは、子供への負担がありません。

とはいえ奨学金のほうが金利は低く、親が奨学金の返済を肩代わりすることも可能なので、奨学金のほうがメリット高いでしょう。

ではどんな時に教育ローンを利用するのか?というと、奨学金は利用にあたり年収制限があるので借りたくても借りられないケースもあり得ます。また、教育ローンの場合は1年分をまとめて一括で受け取れるのに対し、奨学金は毎月定額で振り込まれます。入学金等一度にまとまった額が必要だけど足りない!といった場合に、教育ローンの活用が候補の一つになりそうです。

 

まとめ

以上、民間の教育ローンの特徴は?国の教育ローンと比較してみたでした!

ポイントおさらい

  • 銀行などの民間金融機関から、無担保で借りられる教育ローン
  • 審査結果が最短即日に分かり、翌営業日に融資可能
  • 金利は国の教育ローンより高め(2021年時点で2%前後)

子どもの教育資金を確保するため、色んな方法を検討しつつしっかり準備しておきたいものですね!

 

参考サイト

教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫

公益財団法人 教育資金融資保証基金

 

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